「野生のハシビロコウに会う」という夢を叶えた翌日。私の旅は、もう一つの、そしてさらに「禁断」とも言える目的地へ向かいました。
ウガンダ野生生物教育センター(UWEC)。 ここには、世界中のファンから愛される伝説的なハシビロコウ、「Sushi(スシ)」がいます。
今回は、特別なプログラムを通じて実現した、Sushiの檻への潜入、そして彼と心を通わせた(?)至福のひとときをレポートします。


1. 夢のプログラム「Zoo-keeper for a day」
UWECには、事前に申し込むことで飼育員さんの仕事を半日体験できる「Zoo-keeper for a day」というプログラムがあります。
非常に予約が難しく、英語でのやり取りも必要なうえ、連絡も不安定。Websiteは3日に1回くらいアクセスできなくなり、メールも3-4日後に返ってきたり来なかったり。それでも、ハシビロファンにとっては一緒に一度の体験をするべく、予約する価値があるのがこのツアー。
キリンやサイへの餌やり、さらにはライオン舎の裏側まで案内してもらえるこのツアーのハイライトこそが、ハシビロコウの檻への潜入でした!


2. 目の前に、あの「Sushi」がいる
飼育員さんに導かれ、二重の扉を超えて檻の中へ。 そこには、遮るもの一つない距離で、Sushiが立っていました。

日本の動物園では、どんなに近くても網やガラス越し。 しかしここでは、彼の吐息が聞こえそうなほどの距離です。ガイドさんに「挨拶してみて」と言われ、緊張しながら頭を下げて手を叩くと、Sushiも丁寧に(?)クラッタリングで応えてくれました。
3. 禁断の「ホワホワ」体験。その感触は……
そして、ついにその時がやってきました。 飼育員さんの許可を得て、そっと彼の後頭部、あの特徴的な「冠羽」に手を伸ばしました。

「……柔らかい。そして、温かい。」
それは、高級なカシミアをさらに細くしたような、驚くほどホワホワとした質感でした。触れると、彼の体温が指先から伝わってきます。
一方で、お腹のあたりの羽にも少し触れさせてもらうと、こちらは一転してゴワゴワとした力強い感触。過酷な湿地で身を守るための「鎧」のような逞しさを感じました。
4. 「ちょっと嫌そう」な表情もまた愛おしい
Sushiはとても賢く、慣れているとはいえ、やはり一人の「個」です。 あまりにしつこく触っていると、一歩ずつ後ろに下がって「もういいでしょ?」と言わんばかりの表情を見せることも。
この絶妙な距離感こそが、彼らへのリスペクト。 「動かない鳥」として神格化されがちなハシビロコウですが、触れ合うことで、彼らも私たちと同じ「生きている動物」なのだと再確認できた、一生忘れることのできない30分間でした。

結び:推し活の「終着点」にして「出発点」
Sushiとのお別れは名残惜しいものでしたが、この体験を経て、私の中のハシビロコウ愛は確固たるものになりました。


UWECには、こうした生態を学ぶための展示も充実しており、現地の学生さんの遠足の行先にもなっているようです。ただ触れ合うだけでなく「なぜ彼らがこの姿なのか」を深く知るきっかけにもなります。
さて、次回は「ウガンダ観光編」。 ハシビロコウの故郷で見つけた、日本では絶対に見かけない「激レアグッズ」や、現地のマーケットの熱気をお伝えします!

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