「ハシビロコウに会うためにシンガポールへ行く」。今、そんな大人の推し活旅が密かなブームになりつつあるのをご存知ですか?
シンガポールの巨大鳥類園「Bird Paradise(バード・パラダイス)」には、日本の動物園とは全く違う、「放し飼い」の状態で暮らすスター鳥がいます。彼の名前は「Zane(ゼイン)」。
公式から「ルーティンを重んじる鳥」と呼ばれるほど強烈な個性を持つZane。今回は、アフリカ・ウガンダで野生のハシビロコウを観察してきた筆者が、彼の独特すぎる生態と、広大なパーク内で彼を確実に見つけるためのコツ、そして快適なシンガポール旅の作り方を徹底解説します。
彫像と勘違いされる鳥?Zane(ゼイン)のプロフィール
Bird Paradiseの「Heart of Africa」エリアに暮らすZaneは、2006年1月1日生まれ。施設内で最も長く暮らしている最古参クラスのハシビロコウです。
広大な敷地内で放し飼いにされているため、日本の動物園のように「特定のケージの前に行けば会える」わけではありません。木々が生い茂る森の中から、自力でZaneを探し出す必要があります。
あまりにも動かないため、やっと見つけた観光客が「パークが設置した精巧な彫像だ」と勘違いし、彼が瞬きをして初めて本物だと気づいて歓声をあげる……というのが現地の日常茶飯事になっています。
徹底したマイルール!「The Bird With A Routine」と呼ばれる理由
公式から「The Bird With A Routine(ルーティンを重んじる鳥)」という異名を与えられているZane。彼には、誰にも曲げられない強烈な「こだわり」があります。
- 朝のポジションは絶対固定:毎朝、生息エリアを見渡せる「お気に入りの屋根(高台)」に陣取ります。午前中はこの定位置にいる確率が非常に高いです。
- 午後は完全な引きこもり:午後になると、静かで人目につかない奥まった場所へ移動。他の鳥や飼育員とも距離を置きたがる、パーソナルスペース至上主義者です。
- 15cm以下の魚しか食べない:食へのこだわりが異常に強く、小さな魚しか口にしません。
- 手渡しは拒否:非常に慎重な性格で、飼育員からの「手渡し」で魚を食べることは滅多にありません。食べてくれた日は、ケアチームが「奇跡が起きた!」とお祭り騒ぎになるほどです。
以前は「Zola(ゾラ)」というメスのパートナーがいましたが、彼女が亡くなって以来、現在は独身を貫いています。
【考察】ウガンダの野生環境とZaneの「放し飼い」の共通点
ここで少し、ウガンダの湿地帯で野生のハシビロコウを探索した際の経験から、Zaneの環境について考察してみたいと思います。
アフリカの広大なパピルスの茂みの中で野生個体を探すのは、まさに「ウォーリーをさがせ!」状態でした。彼らは保護色になる葦の奥深くに潜み、獲物を狙う時は数時間でも微動だにしません。
Bird Paradiseの「Heart of Africa」エリアは、この野生環境の広大さと隠れ家の多さを見事に再現しています。Zaneが午後に奥まった場所へ姿を消すのは、日本の限られた展示スペースでは見られない、ハシビロコウ本来の「身を隠す防衛本能と習性」が存分に発揮されている証拠拠と言えます。
檻越しではなく、彼らが自ら選んだ場所で過ごす姿を見られるのは、シンガポールならではのプレミアムな体験です。
Zaneに会いに行こう!大人向けの快適なシンガポール旅の作り方
Zaneに会うための最大のコツは、「朝イチでパークに入り、彼が屋根の上にいるルーティンの時間を狙うこと」です。
Bird Paradiseのチケットは当日窓口で買うと並ぶため、事前予約が鉄則です:
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【推し活旅を快適にするポイント】 シンガポールは日本から約7時間のフライト。現地での体力を温存するためにも、移動と宿泊は少し贅沢に、ワンランク上の手配をおすすめします。
- フライト:JALやANAの直行便で、深夜発・早朝到着の便を選べば、到着したその日の朝からZaneのルーティン時間に間に合います。
- ホテル:パーク内は非常に広く歩き回るため、ホテルはラウンジアクセスやスパが充実しているマリオット系列などのラグジュアリーホテルを拠点にし、夕方以降はしっかり疲れを癒やすのが大人旅の正解です。
まとめ:Zaneの最新の姿はこちらでチェック!
最後に、InstagramにアップしているZaneの最新の姿をお届けします。「今日はどこにいるかな?」と探しながら、ぜひシンガポールへの推し活旅を計画してみてくださいね!
▼世界でハシビロコウが見れる動物園の一覧はこちら!
シンガポール以外にも、アメリカやヨーロッパの園を一覧にしています


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