ハシビロコウのフドウくんに会うために、2026年10月31日から2泊3日で島根県を旅してきました。島根を訪れるのは10年ぶりくらい。せっかく遠くまで行くなら、フドウくんだけでなく、宍道湖の夕陽や松江城、玉造温泉、出雲大社までしっかり楽しみたい。そう思って組んだコースが、想像以上に充実していました。
この記事では、管理人が実際に回った順番どおりに、2泊3日のモデルコースをご紹介します。ハシビロコウ好きの方はもちろん、「島根ってどう回ればいいの?」という方の参考になればうれしいです。
2泊3日モデルコースの全体像
- 1日目(松江・安来):出雲空港 → 松江フォーゲルパーク → 足立美術館 → 宍道湖の夕陽(松江泊)
- 2日目(松江・玉造温泉):松江城 → 亀田山喫茶室 → 小泉八雲記念館・旧居 → 塩見縄手 → 明々庵 → 玉造温泉(玉造温泉泊)
- 3日目(出雲):稲佐の浜 → 出雲大社 → 古代出雲歴史博物館 → 出雲空港
- 移動手段:出雲空港でレンタカーを借りて、3日間すべて車で移動
1日目:フドウくんに会って、足立美術館から宍道湖の夕陽へ
朝いちばんで松江フォーゲルパークへ
東京から始発便で出雲空港へ飛び、レンタカーで9時半に松江フォーゲルパークに到着。旅のいちばんの目的、ハシビロコウのフドウくんとのご対面です。飼育員さんへのお辞儀とクラッタリング、自由気ままに動き回る姿など、フドウくんの様子は訪問記に詳しくまとめています。


ちなみにこの日、フドウくんに会えたことで、管理人は国内のハシビロコウ全15羽との対面を達成しました。

足立美術館で「日本一の庭園」を眺める
午後は安来市の足立美術館へ。アメリカの日本庭園専門誌のランキングで長年日本一に選ばれ続けている庭園は、どこまでも手入れが行き届いていて、「息を飲むような美しさとはこのことなのか」と気付かされました。館内の喫茶室では、庭園を眺めながらコーヒーをいただけます。




ひとつ注意したいのが、駐車場から美術館の入口まで少し歩くこと。実は管理人、入口でお財布を車に忘れたことに気付き、一度車まで戻るはめになりました……。「あれ、お財布を忘れた!」とならないよう、アソビューなどで事前にチケットを買っておくと安心です。
宍道湖の夕陽を眺めて1日を締めくくる
1日目の締めくくりは、宍道湖の夕陽です。16時ごろに松江市内の宿にチェックインしてから、2〜3kmほどジョギングして「宍道湖夕日スポット(とるぱ)」へ向かいました。とるぱには駐車場もあるので、車でも立ち寄りやすいのがうれしいところ。この日はあいにく雲がかかって完全な夕陽とはなりませんでしたが、それでも湖面が染まっていく様子はとても美しかったです。途中の島根県立美術館の裏側からの景色もおすすめです。



1泊目は松江市内の野津旅館
1泊目は、松江市内の野津旅館に泊まりました。管理人が泊まったお部屋は少し狭めでしたが、もっと広いお部屋もたくさんあるようなので、ゆったり過ごしたい方はそちらを選ぶのがおすすめです。ちゃんと温泉があり、市内の繁華街まで歩いて行けるのも便利でした。夕食を外で楽しみたい方にもぴったりです。空室や料金は楽天トラベルで確認できます。
2日目:松江城と小泉八雲ゆかりの城下町を歩き、玉造温泉へ
国宝・松江城の天守へ
2日目は、国宝の天守が残る松江城からスタート。天守に入るときは靴を脱ぎます(靴袋をいただけます)。天守の中には井戸もあり、お城が籠城に備えていたことが伝わってきます。入場チケットは、アソビューで事前に購入することもできます。



亀田山喫茶室でひと息
お城を見学したあとは、すぐそばの亀田山喫茶室へ。落ち着いた洋館の中で、ゆったりとコーヒーをいただきました。モーニングは10時半までで、モーニングを楽しむ女性のお客さんが多かったのが印象的です。朝早めにお城を見学して、ここで朝ごはんにするのもおすすめです。



小泉八雲記念館と旧居、塩見縄手の武家屋敷
松江城の北側、お堀沿いの「塩見縄手」は、武家屋敷が並ぶ風情ある通り。散策にぴったりです。この通りに、『怪談』で知られる小泉八雲の記念館と、八雲が実際に暮らした旧居が並んでいます。旧居は中庭がとても素敵でした。八雲と妻のセツは、朝ドラ「ばけばけ」のモデルにもなっていて、ドラマを見ていた方ならより楽しめるはずです。
記念館で八雲の生涯をたどって驚いたのは、その行動力です。ギリシャで生まれ、アイルランドで育ち、アメリカやカリブ海のマルティニーク島を経て、40歳を目前に日本へ。来日後も松江、熊本、神戸、東京と、数年ごとに住む町を変えています。英訳の『古事記』を読んで出雲に憧れたとしても、そこから本当に海を渡り、日本に住みついてしまう度胸は、なかなか持てるものではありません。いろいろな文化圏を渡り歩いた八雲の自由さが、少しうらやましくなりました。
武家屋敷も見学できます。小泉八雲記念館と旧居は、2館セットのチケットをアソビューで購入できます。




お昼は神代そばの割子そば
お昼は、塩見縄手から歩いてすぐの神代そばへ。食べログの「そば百名店」に何度も選ばれている名店です(2025年は「そば WEST 百名店」)。開店は11時ですが人気店なので、10時45分ごろから並ぶのがおすすめです。管理人は10時45分に並んで、無事に一巡目で入れました。三段の器に盛られた出雲そば「三彩割子」をいただきました。

明々庵でお抹茶を
塩見縄手から少し坂を上ったところにある明々庵は、茶人としても知られる松江藩主・松平不昧ゆかりの茶室です。お茶室の外には刀掛けがあり、武士の時代を感じます。お抹茶と和菓子をいただいて、心が落ち着くひとときでした。



堀川めぐりと島根県物産観光館
松江城のお堀を小舟で巡る「堀川めぐり」は、松江の人気アトラクション。今回は乗りませんでしたが、時間があればぜひ。お城のそばの島根県物産観光館では、島根のお土産をまとめて買うことができます。


玉造温泉で願い石と美肌の湯
夕方は、美肌の湯として知られる玉造温泉へ。16時にこの日の宿、旅亭山の井さんにチェックインして、すぐに玉作湯神社へ向かいました。階段の下で「叶い石」を買い、境内の「願い石」にお参りして、願いを込めた叶い石を大事に持ち帰ります。川沿いの温泉街には勾玉橋もあり、そぞろ歩きが楽しい街です。
玉作湯神社は17時までなので、16時前くらいに旅館にチェックインできると理想的です。管理人は16時の到着でしたが、山の井さんから神社までは歩いてすぐだったので、無事に叶い石をいただけました。




旅亭山の井さんは、とても落ち着いた雰囲気の旅館です。お風呂は広々としていて、露天風呂には滝も。サービスも丁寧で、夕食もおいしく、日本酒のメニューが充実していたのもうれしいポイントでした。2日間歩いた疲れがすっかり癒やされます。玉作湯神社まで歩いてすぐなので、温泉街の散策にも便利な立地です。空室や料金は楽天トラベルで確認できます。



3日目:稲佐の浜から出雲大社、古代出雲歴史博物館へ
稲佐の浜に立ち寄る
最終日は出雲へ。出雲大社の西にある稲佐の浜は、旧暦10月の「神在月」に全国の神様をお迎えする浜として知られています。駐車場もあるので、少しだけ立ち寄るのに最適です。なお、2026年の神迎祭は11月18日。神在祭の期間中は混雑や交通規制が予想されるので、この時期に行く方は注意してくださいね。

出雲大社にお参り
いよいよ出雲大社へ。神楽殿の大しめ縄は、とにかく立派で圧倒されます。内側から見上げると、その大きさがよくわかります。



参道で、のどぐろ丼と出雲ぜんざい、大社珈琲
お蕎麦が続いていたので、お昼は「出雲日本海 出雲大社正門前店」でのどぐろ丼に。食後は「出雲ぜんざい餅」で出雲ぜんざいもいただきました。参道の大社珈琲では2階でイートインができ、季節限定の「神有月ブレンド」をいただきました。



古代出雲歴史博物館で国宝に圧倒される
旅の最後は、出雲大社のすぐ隣にある島根県立古代出雲歴史博物館へ。かつての巨大本殿を支えた柱「宇豆柱」や本殿の復元模型、ずらりと並ぶ国宝の銅剣や銅鐸の展示は圧巻です。出雲大社とセットで訪れると、理解がぐっと深まります。




そしてなぜか、博物館のお土産屋さんにハシビロコウの便箋が。もちろん迷わず購入です。思わぬところでハシビロコウに出会えるのも、旅の楽しみですね。

島根旅のお土産
松江フォーゲルパークでは、クリアファイル、エコバッグ、シールの3点をゲット。島根県物産観光館などで買ったお土産にも、ちょっとした教訓がありました。



ひとつめは、めのう。赤めのうの効能は……と店頭で頑張って選んだのに、帰宅して家族に渡したら、袋の中の説明書きは「赤めのう」ではなく「めのう」でひとくくり。説明もそっけないものでした。選んだ理由を伝えたい方は、店頭の説明を写真に撮っておくのがおすすめです。
ふたつめは、しじみの佃煮。宍道湖といえばしじみ、と買って帰ったら、まさかのインド産!と妻に笑われました。宍道湖産にこだわりたい方は、産地表示をしっかり確認してくださいね。……とはいえ名誉のために言うと、宍道湖のしじみもちゃんと買っていました。
ほかにも、出雲のお菓子「出雲のお福分け」、出雲大社の学業守、「神有月」の記載がある出雲そば、そして松江の銘菓「若草」を買って帰りました。若草のパッケージには「不昧公好み」とあり、明々庵でも出会った松平不昧ゆかりのお菓子です。





スポット情報まとめ
このモデルコースで立ち寄ったスポットの営業時間と休みをまとめました(2026年11月時点、各公式サイト・観光協会の情報より)。時間は季節やイベントで変わることがあるので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。
| スポット | 営業・開館時間 | 休み | 情報 |
|---|---|---|---|
| 松江フォーゲルパーク | 9:00〜17:00(最終入園16:00) | 12〜3月の第2・第4金曜 | 公式 |
| 足立美術館 | 4〜9月 9:00〜17:30 10〜3月 9:00〜17:00 | 年中無休(新館は展示替えの休館あり) | 公式 |
| 宍道湖夕日スポット(とるぱ) | 屋外(駐車場あり) | — | 松江観光協会 |
| 松江城 天守 | 4〜9月 8:30〜18:00 10〜3月 8:30〜17:00 (最終入場は30分前) | 年中無休 | 公式 |
| 亀田山喫茶室 | 9:00〜16:00 (土日祝は17:00まで) | 水曜(祝日・イベント日は営業) | 松江観光協会 |
| 小泉八雲記念館・旧居 | 4〜9月 9:00〜18:00 10〜3月 9:00〜17:00 (最終入館は30分前) | 年中無休(年に数日の休館日あり) | 公式 |
| 神代そば | 11:00〜(そばがなくなり次第終了) | 水曜 | 松江観光協会 |
| 明々庵 | 4〜9月 9:00〜18:00 10〜3月 9:00〜17:00 | 年中無休 | 公式 |
| 島根県物産観光館 | 9:00〜18:00 | 12/31〜1/1、2月末日 | 公式 |
| 玉作湯神社(社務所) | 平日 9:00〜12:00、13:00〜17:00 土日祝 8:30〜17:00 | — | しまね観光ナビ |
| 稲佐の浜 | 屋外(無料駐車場あり) | — | 出雲観光協会 |
| 出雲大社 | 境内 6:00〜19:00 (授与所 8:30〜16:30) | — | 公式 |
| 出雲日本海 出雲大社正門前店 | 9:00〜17:00 | 不定休 | 出雲観光協会 |
| 出雲ぜんざい餅 | 夏 9:00〜18:00 冬 9:00〜17:00 | 不定休 | 公式 |
| 大社珈琲 | 平日 10:00〜17:00 土日祝 9:00〜18:00 | 木曜 | 出雲観光協会 |
| 古代出雲歴史博物館 | 9:00〜18:00 (11〜2月は17:00まで) | 第1・第3火曜 | 公式 |
島根旅を楽しむコツ
管理人が感じた、島根2泊3日のコツ
- 移動はレンタカーが便利:松江・安来・玉造・出雲とスポットが広く散らばっているので、出雲空港でレンタカーを借りると効率よく回れます
- 松江城は晴れの日に:島根県物産観光館から松江城、塩見縄手までしっかり見学すると、7kmほど歩くことになります。良い運動になるので、歩きやすい靴でどうぞ
- フォーゲルパークは雨でない日に:朝いちばんでなくても大丈夫。ただ、山あいの園内を歩くので、雨が降っていない日がおすすめです
- 出雲大社は半日で十分、小雨でもOK:小雨くらいなら十分に楽しめます。朝に出雲空港に着くなら、出雲大社 → フォーゲルパークという順番も組めます
- 夕方は16時ごろが勝負:玉造温泉の玉作湯神社(17時まで)も、宍道湖の夕陽も、16時ごろに動けるかがポイント。午後に島根に着く日は、無理をせずに松江へ向かうのも手です
- 朝ごはんは、喫茶室のモーニングか、しじみ汁か:モーニングを楽しむ地元の方も多い亀田山喫茶室にするか、宍道湖のしじみ汁をいただくかは悩ましいところ。どちらも記憶に残る体験になるはずです
- 神代そばは開店15分前に:11時開店の人気店なので、10時45分ごろに並ぶと一巡目で入れます
- チケットは事前購入が安心:足立美術館は駐車場から入口まで少し歩くので、お財布を車に忘れても慌てずに済みます
ハシビロコウに会いに行くついでのつもりが、すっかり島根のファンになって帰ってきました。フドウくんに会いに行くときは、ぜひ島根の旅もあわせて楽しんでみてください。
フドウくんの訪問記はこちら
お辞儀とクラッタリング、3つの展示場、撮影のコツまで、松江フォーゲルパークでの1日をまとめています。

松江フォーゲルパークの基本情報
入園料やアクセス、フドウくんの観察のコツは、施設ガイドにまとめています。

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