ウクライナ情勢の影響もあり、なかなか現地のニュースが日本に入ってきづらいロシアですが……実は最近、ハシビロコウ界隈にとって見逃せないビッグニュースがあったのをご存知ですか?
なんと、2024年の夏、ロシアの首都にあるモスクワ動物園にハシビロコウのペアがやってきたんです!ロシアの動物園でハシビロコウが展示されるのは、これが初めて。
今回は、公式発表から分かった現地の驚きの飼育事情や、極寒のロシアならではのVIP待遇について詳しくレポートします!

(画像引用元: モスクワ市長およびモスクワ政府の公式ポータルサイト [mos.ru]より、2024年6月29日発表: Moscow Zoo gets a shoebill aviary)
ロシア初上陸!名前はまだないミステリアスなペア
モスクワ動物園にやってきたのは、若いオスとメスのペア(2羽)です。 パンダやマヌルネコなど、他の人気動物には名前がついているモスクワ動物園ですが、このハシビロコウたちにはまだ名前が公表されていません。遠く離れたロシアの地に降り立った、名もなきミステリアスな2羽……なんだか想像するだけでロマンがありますよね。 ゆくゆくは繁殖を目指して導入されたとのことで、現地でも大きな期待が寄せられています。
モスクワ文化省長官のAlexei Fursin氏も「ヨーロッパの動物園でも数えるほどしか展示されておらず、我が国(ロシア)ではモスクワ動物園で初めて見ることができる」とコメントしています。
VIP待遇!?極寒の地を乗り切る驚きの飼育環境
ハシビロコウといえば、ウガンダなどの年中暖かいアフリカの湿地帯に生息する鳥。冬には氷点下を大きく下回る極寒のモスクワで、一体どうやって生活しているのでしょうか? 実は、彼らのために約350平方メートルもの巨大な専用獣舎が新設されました。
- 完全自動の空調管理:冬用エリアは、温度と湿度が自動で管理される最新鋭のシステムを完備!専用プールまで用意されています。
- アフリカを再現:夏用エリアには赤外線ヒーターが設置され、スゲやガマといった植物を植えてアフリカの湿地を忠実に再現。
- 単独行動への配慮:普段は1羽で過ごす性質に合わせて、オスとメスは別々の区画で生活。繁殖期にだけ顔を合わせる設計になっています。
まさにVIP待遇!野生ではハイギョを好んで食べますが、モスクワでは活きたコイやマスをメインディッシュにしているそうです。
世界中で挑む「繁殖」という高い壁
モスクワ動物園も目標に掲げているハシビロコウの繁殖ですが、飼育下での繁殖は世界的に見ても非常に難しいことで知られています。普段は単独で生活し、パートナー選びもシビアな彼ら。 世界中の動物園がどのような工夫をして繁殖に取り組んでいるのか、海外の成功例や国内の挑戦については、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ
ロシア初の展示として注目を集めるモスクワ動物園のハシビロコウペア。名前がつくのはいつになるのか、そして無事に繁殖に成功するのか、今後の続報がとても楽しみですね! 「となりのハシビロコウ」では、これからも世界中のハシビロコウ情報を追いかけていきます!

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