動かない鳥として日本でも大人気のハシビロコウ。実は今、インドにある「一般非公開」の巨大動物保護施設に、1羽のハシビロコウが暮らしているのをご存知ですか?
海外のYouTubeチャンネルで紹介された、このハシビロコウの「奇跡の救出劇」が非常に興味深かったので、今回はそのストーリーをシェアしたいと思います!
舞台はインドの巨大保護施設「Vantara(ヴァンタラ)」
今回ハシビロコウの姿が確認されたのは、インドにある「Vantara(ヴァンタラ)」という世界最大級の動物保護施設です。
ここは一般的な動物園とは違い、密輸や怪我などで危機に瀕した動物たちを救出・リハビリするための特別な場所。広大な敷地の中に、動物たちが本来の環境に近い状態で暮らせるような巨大な設備が整えられています。
公式Instagramを見ると、その規格外のスケール感が伝わってきます。
ここに、1羽のハシビロコウが保護されてきました。しかし、施設にやってきた当初、この子は「ある致命的な問題」を抱えていたのです。
絶体絶命!餌を全く食べない理由とは…
保護されたハシビロコウですが、施設に来てからというもの、全く餌を食べようとしませんでした。
心配した獣医チームがレントゲン検査を行ったところ、なんと胃の中に「3つの釣り針」が入っていることが発覚したのです!これでは痛くて食事ができるはずもありません。
しかし、鳥の開腹手術は非常にリスクが伴います。そこでVantaraの獣医チームは、ある「驚きの治療法」を実践しました。

(https://www.youtube.com/watch?v=8ElMg9BlkAsより引用)
獣医チームの機転!「綿(コットン)」を使った奇跡の治療法
手術を避けるため、獣医チームがとった行動は「ハシビロコウに綿(コットン)を強制給餌する」というものでした。
一見すると「えっ、綿を食べるの!?」と驚いてしまいますよね。 実はこれには深い理由がありました。飲み込ませた綿が消化管の中で釣り針にうまく絡みつき、胃や腸の内壁を傷つけるのを防いでくれるのです。
この賢い治療法は見事に成功! 綿に包まれた3つの釣り針は、ウンチと一緒に無事体外へと排泄されました。

現在は「人工雨」を浴びて幸せに
お腹の釣り針がなくなり、すっかり元気と食欲を取り戻したハシビロコウ。
ハシビロコウは本来、アフリカの湿地帯に生息する鳥です。乾燥したインドの気候は少し過酷ですが、なんとこの施設では巨大なゲージ内に「人工的な激しい雨(スコール)」を降らせるシステムを完備!
実際の映像では、雨を全身で浴びながら嬉しそうにしている姿が確認できます。ぜひ、こちらの動画の【16:18〜】あたりからその様子を見てみてください。
まとめ
今回は、インドの保護施設「Vantara」で暮らすハシビロコウの奇跡的なエピソードをご紹介しました。
本来なら命を落としていたかもしれない個体が、人間の賢い治療によって救われ、恵まれた環境でリラックスしている姿を見ると、いちハシビロコウファンとして本当に嬉しくなりますね。
絶滅危惧種であるハシビロコウですが、世界中でこうして命を繋ぐ活動が行われています。いつか、この目で直接見てみたいものです!
世界のハシビロコウをもっと知りたい方へ!
今回のインドのVantaraのように、日本だけでなく世界中にはまだまだ知られざるハシビロコウたちが暮らしています。「海外にはどんなハシビロコウがいるの?」「世界のどこの施設に行けば会えるの?」と気になった方は、ぜひこちらの記事もあわせて読んでみてください!

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