【ハシビロコウ渡航計画】ザンビア・バングウェル湿地へ行きたい!旅費の見積もりと立ちはだかるチャーター機の壁

ウガンダでの探鳥を経て、どうしても次に行きたかった場所があります。それがザンビアにある「バングウェル湿地(Bangweulu Wetlands)」。ここは野生のハシビロコウに出会える世界でも数少ない、そして最も確実なスポットの一つです。思い立ってウガンダ訪問時にお世話になった旅行代理店の「oooh」に問い合わせてみたところ、想像以上にハードルの高い、まさに秘境探検であることがわかりました。

【ウガンダ探鳥記】マバンバ湿地とUWECでの奇跡の体験
私が実際にウガンダへ足を運び、野生のハシビロコウを探索した際の記録です。広大なマバンバ湿地での息を呑むような野生個体との遭遇劇に加え、ウガンダ野生動物教育センター(UWEC)ではなんとハシビロコウの檻の中に入るという貴重な体験もしてきました。現地でのリアルな熱量と空気感をお届けします。

目次

バングウェル湿地とは?奇跡の命を繋ぐハシビロコウのサンクチュアリ

ザンビア北部に位置する広大なバングウェル湿地は、手つかずの自然が残る野生動物の楽園です。しかし、ここは単なるハシビロコウの生息地というだけでなく、その保全活動の「最前線」でもあります。

ハシビロコウには、「2つの卵を産むものの、育てるのは1羽だけで、もう片方は見捨ててしまう」という過酷な生態があります。そこで、この地で活動する国際NGO『African Parks』は、現地のコミュニティと協力して「Shoebill Nest Protection Programme(ハシビロコウ巣穴保護プログラム)」を立ち上げました。

彼らのミッションは、見捨てられる運命にある「2つ目の卵」を人間の手で保護すること。しかし、相手は広大な大自然です。巣穴にたどり着くまでに、なんとカヌーを漕いで片道8時間もかかることがあるそうです!スタッフはポータブル孵卵器(インキュベーター)をカヌーに積み込み、割れないよう細心の注意を払って卵を保護施設へと運び込んでいます。

そして最近、この地から希望に満ちたニュースが飛び込んできました。プロジェクトマネージャーのマギー・ハーシャウアーさん率いるチームが、なんと「5羽」ものハシビロコウの人工孵化に成功したのです。

実はこれまで、ハシビロコウの人工孵化が成功したケースは世界でも過去にわずか「2例」しか記録されていませんでした。卵の透視(検卵)から野生の親鳥が行うお世話の完全再現まで、すべての段階を慎重に記録しながら成し遂げられたこの偉業は、絶滅危惧種(VU)であるハシビロコウの保全において、とてつもなく大きな前進です。

バングウェル湿地への道のりと旅程

ベストシーズンは水位が安定し、遭遇率が跳ね上がる7月。拠点は「シュービル・アイランド・キャンプ(Shoebill Island Camp)」という、まさにこの鳥を見るためだけに作られたような環境のシンプルなキャンプです。提案された2027年7月のモデルプランは以下の通りです。

日程行程宿泊先・備考
Day 1ルサカ空港到着後、専用チャーター機でチンブウィへ。陸路でキャンプへ移動。シュービル・キャンプ(全食事・サファリ込)
Day 2終日:バングウェル湿地でのハシビロコウ探索とサファリ。シュービル・キャンプ
Day 3終日:引き続きゲームビューイングと探鳥アクティビティ。シュービル・キャンプ
Day 4午前中のアクティビティ後、チャーター機でルサカへ戻る。Latitude 15° Hotel(朝食付き)
Day 5朝食後、ルサカ空港へ移動。帰国の途へ。

立ちはだかる「チャーター機」の壁と費用

この旅最大のネックは、現地までの移動手段です。ルサカからの定期便はなく、バングウェル湿地まではプライベートチャーター機を飛ばすしかありません。つまり、1人で行こうが4人で行こうが、飛行機1機分の料金が固定でかかってきます。単独での渡航が絶望的に難しい理由がここにありました。

代理店からは、2名以上のみで検討可能と言われ、2026年8月時点で提示された見積もり(一人当たりの料金)はこちらでした。

  • 2名参加の場合: 約 9,000 USD / 人 (約140万円)
  • 4名参加の場合: 約 5,500 USD / 人 (約85万円)

これは、ルサカ到着後の費用ですので、日本からの国際線航空券が別途かかります。時期や為替レートにもよりますが、飛行機は往復35万円ほどでしょうか。人数が増えればチャーター代が頭割りされて割安になるため、もし4人集めれば現実的に検討ができるラインに近づきます。(高額である事は間違いありませんが…)

熱狂的な同士を求む

キャンプの定員も少なく、ピークシーズンの手配は6〜12ヶ月前が必須とのこと。「ハシビロコウのためならアフリカの秘境までチャーター機で飛べる」という熱狂的な同士をあと1〜3名見つけられるかどうかが、このプロジェクトの鍵になりそうです。我こそはというハシビロコウ愛好家の方、ぜひ一緒にザンビアを目指しませんか?ご興味ある方は、こちらの記事のコメント欄、あるいはお問い合わせ欄からお待ちしています!

世界の野生ハシビロコウ生息地まとめ
ザンビアのバングウェル湿地以外にも、野生のハシビロコウに出会える場所はアフリカの数カ国に点在しています。それぞれの国や湿地の特徴、アクセスの難易度などを詳しく解説しました。いつか自分の目で野生の個体を見てみたいと考えている方は、ぜひ旅行計画の参考にしてみてください。

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日本のハシビロコウ全15羽リスト!会える動物園と性格まとめ
「アフリカの秘境まで行くのはさすがにハードルが高い…」という方には、まずは国内の動物園巡りがおすすめです。日本国内で暮らすハシビロコウ全羽について、それぞれの名前や個性豊かな性格を一覧にまとめました。週末に会いに行く前に、ぜひ推しの個体を見つけてみてください。

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この記事を書いた人

ハシビロコウを追い続ける、一児のパパ。出張や家族旅行の合間に各地の動物園を巡るのがマイルール。 2025年には息子を連れてウガンダへ野生観察に行きました。 イベント情報から海外情報まで、幅広いハシビロコウについての情報を発信します。

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