フランクフルト乗り継ぎの半日タイムトライアル企画、第2弾!
前回の「ゼンケンベルグ自然博物館」で大迫力のハシビロコウ剥製と恐竜たちを満喫した後は、地下鉄に15分ほど揺られてフランクフルト動物園(Zoo Frankfurt)へ向かいました。
実はこの動物園、ハシビロコウファンにとっては特別な場所。かつて「マウジ(Mausi)」という、とっても個性的で愛されたハシビロコウが暮らしていた聖地なんです。 マウジの足跡を辿りつつ、日本の動物園とは一味違う「ドイツ流の動物ファーストな展示」の面白さをたっぷりレポートします!
大迫力のハシビロコウ剥製は必見!前回の博物館編はこちら
ヨーロッパへの乗り継ぎ時間を最大限に活用した、フランクフルト半日タイムトライアル企画。第1弾では、ヨーロッパ最大級の「ゼンケンベルグ自然博物館」をレポートしています。至近距離で観察できるハシビロコウの美しい剥製や、恐竜たちの巨大な骨格標本は圧倒的なスケールです!まだ読んでいない方は、ぜひこちらの記事からフランクフルトの旅をスタートさせてみてくださいね。

都会のオアシス!のんびりとしたフランクフルト動物園
ゼンケンベルグ自然博物館から地下鉄でサクッと移動し、15分ほどでフランクフルト動物園に到着。 平日の午前中だったこともあり、園内はとても落ち着いた雰囲気でした。すれ違うのは、地元の幼稚園や小学生の遠足グループ、そして車椅子でお散歩を楽しむご老人たちくらい。都会の真ん中にある、市民の憩いの場という感じがしてとても心地よかったです。

動物が見えない!?ドイツ流・動物ファーストな展示の秘密
園内を歩き始めてすぐに、日本の動物園との大きな違いに気がつきました。 それは、「一つの展示エリアがものすごく広く、死角(隠れ場所)がたくさんある」ということ。
入り口近くにいるはずのアリクイは広すぎて最後まで見つけられず、クマの展示に至っては、3つくらいの広大なゾーンを自由に行き来できるようになっていて、姿を見つけるのにかなり苦労しました(笑)。
あちこちで「見えないね~」「どこにいるんだろう?」と探すことになるのですが、実はこれこそがドイツの動物福祉(アニマルウェルフェア)の考え方。 動物たちが人間の視線から逃れて、ストレスなく隠れられる場所がしっかり用意されている証拠なんです。キッズの皆さん、「なぜ海外の動物園は、動物が見えにくい工夫をしているのか?」を自由研究のテーマにしてみるのもおすすめです!

果てしなく続く暗闇!夜行性動物館(Grzimek Haus)
見どころの一つが、夜行性動物を集めた「Grzimek Haus」。 中に入ると、コウモリが飛び交う洞窟のような薄暗い空間がどこまでも続いています。





ここではアイアイなどの珍しい動物のほか、ツチブタ(Erdferkel/Aardvark)の姿をバッチリ写真に収めることができました!
ちなみに、この動物園はニュージーランドの国鳥・キーウィ(Kiwibird)の繁殖にも成功しているそうなのですが、繊細な鳥ゆえか展示はされていませんでした。いつか生で見てみたい鳥の一つです!
【聖地巡礼】マウジが暮らした鳥類館(Faust Vogelhallen)へ
ゴリラやサイ、ラクダなどを観察しつつ、動物園の一番奥へ。
そこにひっそりと佇むのが、60年以上の歴史を持つ鳥類館「Faust Vogelhallen」です。
こここそが、かつてハシビロコウのマウジ (Mausi)が暮らしていた場所。
彼女がここでどんな景色を見ていたのか想像しながら、館内を回りました。


飼育員さん大好き!でもオスはお断り?なマウジ嬢
ここで少し、マウジについてご紹介します。 マウジはアフリカの野生で生まれ、シュトゥットガルトのヴィルヘルマ動物園を経て、1990年にここフランクフルト動物園にやってきました。
彼女は人工哺育ではなかったにも関わらず、とても人懐っこい性格だったそうです。飼育員さんの顔をしっかり認識しており、飼育員さんが展示場から出ていくのを嫌がるほどだったとか。
しかし、同種のハシビロコウ(特にオス)に対しては全く態度が違いました。動物園は繁殖のために複数のオスをお見合いさせたそうですが、マウジは「どの子も私にはふさわしくないわ!」とばかりに全て拒否(笑)。我が道をいく、自信に満ちた強いレディだったようです。 そんな愛すべきマウジは、2012年の3月に静かに息を引き取りました。

(画像は、フランクフルト動物園のMausiの記事より直接引用)
鳥への配慮と、裏側を見せる工夫
この鳥類館で印象的だったのは、一番広いホールの一部が「すりガラス」になっていたこと。これも、中にいる鳥たちが人間の視線に怯えず、安心して過ごせるようにするための配慮だそうです。
一方で、鳥たちの餌を準備するキッチン(バックヤード)エリアは、来園者から丸見えの構造になっていました。隠すべきところ(動物のプライバシー)は隠し、見せるべきところ(飼育の透明性)はしっかり見せる。このあたりも非常にドイツらしい合理性を感じました。



休憩&お土産探し!カピバラの顔が…違う?
歩き回って少し疲れたので、売店でミルクミント味のアイスとコーヒーを買ってちょっと休憩。

最後にショップでお土産をチェックしました。残念ながらハシビロコウグッズは見当たらなかったので、記念のマグネットを一つ購入。 ふとぬいぐるみコーナーを見ると、カピバラのぬいぐるみが並んでいたのですが……日本のファンシーで可愛いカピバラとは少し違う、なんとも言えない「リアルなタッチ」が印象的でした(笑)。





まとめ&旅の終わり
マウジの気配を感じ、ドイツの動物福祉の先進性を肌で学ぶことができたフランクフルト動物園。ハシビロコウの姿こそありませんでしたが、大満足の時間でした。
フランクフルト動物園の基本情報
フランクフルトで乗り継ぎ時間がある方や、市内に滞在される方はぜひ立ち寄ってみてください。地下鉄の駅から地上に出ると、すぐ目の前が入り口というアクセスの良さも魅力です!
- 施設名: フランクフルト動物園(Zoo Frankfurt)
- 住所: Bernhard-Grzimek-Allee 1, 60316 Frankfurt am Main
- アクセス: 地下鉄(Uバーン)U6, U7「Zoo」駅 下車すぐ
- 営業時間(年中無休):
- 夏期(サマータイム期間): 9:00 – 19:00
- 冬期: 9:00 – 17:00
- ※屋内展示(動物舎)は閉園の30分前に閉まります。
- 入場料:
- 大人: 12ユーロ
- 子供(6〜17歳): 6ユーロ
- (※閉園2時間前からの夕方割引チケットなどもあります)
- 公式サイト: https://www.zoo-frankfurt.de/
※情報は2026年8月時点の目安です。お出かけ前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
この後は、フランクフルトの旧市街(レーマー広場など)を少しだけ駆け足で観光し、いよいよ夜の便で次の目的地へと向かいます!


フランクフルトでの「半日タイムトライアル企画」、大成功で幕を閉じました。乗り継ぎ時間だけでもこれだけ充実した体験ができるので、皆さんもぜひフライトの経由地での「寄り道観光」、試してみてくださいね!
海外出張や旅行のついでに、世界のハシビロコウに会いに行きませんか?
今回のフランクフルトのように、トランジットの数時間や出張の合間であっても、工夫次第でハシビロコウに会えるチャンスは意外と作れるものです。日本国内の動物園を巡り尽くした方は、ぜひ海外の施設にも目を向けてみてください!「となりのハシビロコウ」では、海外でハシビロコウが飼育されている動物園をまとめたリストも公開しています。次の海外渡航の予定がある方は、ぜひスケジュールに「ハシビロコウ探訪」を組み込んでみてください!

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