アフリカ・ザンビアのバングウェウル湿地でハシビロコウの保護活動を行っている団体「African Parks」から、ハシビロコウファン必見の素晴らしいニュースが飛び込んできました!
なんと、保護された5つの卵が無事に人工孵化し、元気なヒナが誕生したとのことです。
過去にわずか2例のみ!歴史的な保全への第一歩
Instagramの報告によると、実はこれまでハシビロコウの人工孵化が成功したケースは、世界でも過去にわずか「2例」しか記録されていませんでした。
そのため、今回「5羽」ものヒナが孵化したことは、絶滅危惧種(VU)に指定されているハシビロコウの保全活動において、とてつもなく大きな前進となります。
プロジェクトマネージャーのマギー・ハーシャウアーさん率いるチームは、卵の透視(検卵)による成長チェックから、野生の親鳥が行うお世話の完全再現まで、すべての段階を慎重に記録しながらこの偉業を成し遂げました。
地元の青年の夢も育てるプロジェクト

(画像引用元: African parks)
このプロジェクトは、鳥たちの命を救うだけでなく、地元の人々の未来も切り開いています。
チームの一員であるムパンガ・ムウェワさんは、この湿地帯で生まれ育った地元の青年です。彼は最初、保護施設を建てるための「葦(あし)を刈る作業」からこの活動に参加しました。しかし現在では、ハシビロコウの鳥たちの世話を立派にこなすようになり、「将来は野生動物の獣医になりたい」という大きな夢を抱いているそうです。
ハシビロコウの命と、地元の青年の夢。2つの未来が育まれているなんて、本当に胸が熱くなるストーリーですね。
そもそも、なぜ卵を保護して「変な格好」で育てているの?

今回のInstagramの投稿や元記事(African Parks)の写真を見て、「どうしてスタッフは顔や体をすっぽり隠して、人形(パペット)を使ってエサをあげているの?」と不思議に思った方もいるかもしれません。
実はこれ、「見捨てられてしまう2つ目の卵」を救出し、将来野生に帰すための涙ぐましい工夫なのです!
- なぜハシビロコウは2つ目の卵を見捨てるのか?(きょうだい殺しとは)
- 片道8時間のカヌーで行う、決死の卵レスキュー劇
- 『セサミストリート』の人形師が作った特製パペットの秘密
この奇跡のプロジェクトの詳しい背景や、実際に野生へ帰っていった先輩ヒナたちのストーリーは、こちらの記事でたっぷり解説しています! ぜひあわせて読んでみてくださいね。
▼詳しくはこちらの記事で!

【編集部より】
人工孵化という高いハードルを乗り越え、無事に生まれた5羽のヒナたち。ムパンガさんをはじめとする現地スタッフの愛情(パペット越しですが!)をたっぷり受けて、いつか大空へ羽ばたく日が来るのが今から楽しみです! 日本からも引き続き、バングウェウル湿地の活動を応援していきましょう。
繁殖の取り組みについて
今回のニュースでも触れた通り、ハシビロコウの繁殖や人工孵化は非常に難しく、これまで世界でたった「2例」しか成功例がありません。では、その貴重な過去の成功事例は、いったいどこの施設でどのように達成されたのでしょうか?世界の施設が挑んできたハシビロコウ繁殖の歴史と、その驚くべきハードルの高さについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひあわせてチェックしてみてくださいね!


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