「日本で最もハシビロコウの『未来』を感じられる場所は?」と聞かれたら、間違いなく神戸どうぶつ王国の名前が挙がるでしょう。
ここでは、飼育下での繁殖が世界でわずか2例しかないという超難関に挑むため、国内最大級の専用施設を設けています。単に展示するだけでなく、彼らが本来持つ野生のスイッチをオンにするための「本気の飼育環境」が整えられた神戸の魅力を徹底解説します。
1. アクセス:三宮からすぐの全天候型パーク
神戸どうぶつ王国は、アクセスの良さも抜群です。
三宮駅からポートライナーに乗り約14分、「計算科学センター(神戸どうぶつ王国・富岳前)駅」を降りてすぐ目の前です。各地から日帰りを予定されているマニアの方は、神戸空港からすぐに寄る事もできます。
お車の場合も、約1000台収容の広大な駐車場があります。
園内の大部分が屋根付きの全天候型施設で、ハシビロコウのいるエリアも完全屋内なので、天候を気にせず「推し活」に集中できます!
2. 展示エリア「Big bill(ビッグビル)」:本気の環境エンリッチメント
神戸のハシビロコウ展示の目玉は、1625㎡(テニスコート約6面分!)という圧倒的な広さを誇る「Big bill」です。ここには、彼らを繁殖へ導くための凄まじい工夫が凝らされています。
- ① 人工降雨機による「雨季・乾季」の完全再現
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アフリカの湿地と同じ気候サイクルを作るため、人工的に雨を降らせて池の水位を調節しています。(※見学通路は濡れないよう配慮されています!)
- ② 生きた魚でのリアルな狩り
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繁殖期前などには、栄養強化と野生の狩猟本能を刺激するために、池に生きたナマズやドジョウを放ち、好きなタイミングで狩りができる環境を作っています。
- ③ 徹底した温度管理と本物の熱帯植物
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パピルスやマングローブなど約40種ものアフリカの植物を実際に植栽。夜間もエリア全体の温度が下がりすぎないよう暖房で徹底管理されています。
- ④ ガラスや柵のない没入感
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これだけ広い空間でありながら、人とハシビロコウを遮るガラスや網がありません。彼らが大きな羽を広げて旋回飛行する圧倒的な迫力を、間近で体感できます。

3. ビッグビルで暮らす個性派のハシビロコウたち
神戸では、かつて那須へ移った「ボンゴ」と共に過ごしていたメスを中心に、新たな世代も加わって賑わいを見せています。
1. マリンバ(メス)|神戸の誇り高き美鳥
- 来園の背景: タンザニアからやってきた、神戸を代表する個体です。
- 見分け方: 全体的に羽色が濃く、シュッとした細身のスタイル。虹彩(目の色)が白っぽく、鋭くも美しい眼差しが特徴です。
- 性格・エピソード: 非常に気が強く、自分のテリトリーをしっかり持っています。以前、那須へお引越しした「カシシ(メス)」とは女子同士の激しいバトルを繰り広げたこともあり、その勝気な姿に魅了されるファンも多いです。
2. サカラ(オス)|期待を背負った次世代のエース
- 来園の背景: 2022年末、繁殖の可能性を広げるために新しく仲間入りしました。
- 見分け方: オスらしいガッシリとした大きな嘴(くちばし)と、たくましい体つき。マリンバに比べると、まだ若々しさが残る顔立ちをしています。
- 性格・エピソード: ラグーン内をダイナミックに飛翔する姿がよく目撃されます。マリンバとの距離感を慎重に測りつつ、次世代のパートナー候補として期待されています。
3. クラレ(メス)|繁殖の鍵を握るニューヒロイン
- 来園の背景: サカラと共に来園した、繁殖プロジェクトの重要メンバーです。
- 見分け方: マリンバに比べると少しふっくらとした印象で、優しい表情を見せることがあります。嘴の模様や冠羽の立ち方に注目すると見分けやすいです。
- 性格・エピソード: サカラとの相性が非常に注目されています。ビッグビル・ラグーンという広大な環境の中で、サカラとどのように絆を深めていくのかが、今後の神戸の最大の注目ポイントです。サカラ(オス)
なお、長年神戸で愛された「ボンゴ」は、2026年2月25日まで公開されたのち、繁殖戦略の一環として那須どうぶつ王国へお引越ししています。那須どうぶつ王国では、2026年3月13日より一般公開が始まっているようです。



ちなみに、展示場にはたくさんのハシビロコウの解説があり、見ていて勉強になります!写真は2026年1月の物なので、まだ神戸には「4匹」となっています。



4. 観察をより楽しむためのコツ
- ① 「生きた魚のハンティング」を待つ
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ビッグビルの池には生きた魚が泳いでいます。水面をじっと見つめ、一瞬の隙を突いて大きな嘴で魚を捕らえるダイナミックな「狩り」の瞬間は、神戸ならではの最大の見どころです。
- ② 共存する他の鳥たちとのコントラスト
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同じエリア内にはシロクロゲリなど、野生下でも共存関係にある他の鳥たちが放し飼いにされています。チョコマカと動く小さな鳥たちと、岩のように微動だにしないハシビロコウの対比は必見です。
5. ハシビロコウを「食べる」!?絶品グルメ&休憩スポット
神戸どうぶつ王国に来たら、休憩時間も「推し活」です。
- ハシビロ王に会える!: 園内のいたるところで目にする王冠を被った「ハシビロ王」。LINEスタンプでもおなじみのこのキャラは、ファンの間では定番の人気者です。
- ハシビロコーヒー&ケーキ: 凛々しい顔が再現されたケーキは食べるのがもったいないクオリティ。コーヒーと一緒に至福の時間を。
- ハシビロまん: 小腹が空いたらこれ!見た目のインパクト抜群で、SNS映え間違いなしの名物です。



6. 充実のハシビログッズとお土産
園内のショップ「ラブ・バード」では、ハシビロコウのオリジナルグッズが多数展開されています。売店はまさにハシビロコウの宝庫!訪問するたびに散在してしまいます。おすすめは以下:
- エコバッグ(かわいいデザインが多いです!)
- マグネット(自宅に2つ置いています)
- ノート(全面ハシビロコウになっている物があります!)
神戸でしか買えないデザインのグッズも多いので「推し活層」の方は、お財布に余裕を持って行くことをおすすめします!


5. 神戸どうぶつ王国・基本データ
- 公式サイト: https://www.kobe-azu.jp/
- 所在地: 〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-9
- アクセス: ポートライナー「計算科学センター駅(神戸どうぶつ王国・「富岳」前)」下車すぐ
- 入園料: 大人(中学生以上)2,500円 / 小学生 1,300円
- 営業時間: 10:00~17:00(平日)/ 10:00~17:30(土日祝)※木曜定休

6. 最後に:寄付やふるさと納税で「推し」を支える
「Big bill」の巨大な空間に足を踏み入れると、飼育員さんたちの「どうしても彼らの命を未来へ繋ぎたい」という強い情熱が、施設の細部から伝わってきます。(神戸どうぶつ王国は、ふるさと納税での支援も非常に活発ですので、検討ください!)
単なる「動物園の展示」を超えた、壮大なプロジェクトの目撃者としてハシビロコウたちを見つめてみると、また違った感動があるはずです。ぜひ神戸どうぶつ王国で、彼らの静かな、しかし力強い命の輝きを感じてみてください。
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