先日、2026年7月11日(土)に静岡県の掛川市美感ホールで「第3回 ハシビロコウシンポジウム in 掛川」が開催されました。
実は私、第1回(神戸開催)と第2回(のいち開催)のシンポジウムには参加していたのですが、記念すべき第3回となる今回はどうしても都合がつかず、泣く泣く参加を見送ることに…。当日、X(旧Twitter)のタイムラインに流れてくる参加者の方々の楽しそうなポストを見ながら、「やっぱり行きたかったー!」と地団駄を踏んでおりました。
ですが!ただ指をくわえて見ていたわけではありません。 その代わりに、土曜日の神戸の仕事のついでに、金曜日は有給をとって『はっちゃん』に会いに行ってきました!
その時の「めっちゃおもろい動物園」でのエピソードや、はっちゃんに会えた感動の記録は別記事に熱くまとめているので、ぜひこちらもあわせて読んでみてくださいね。

また、仕事の前後に神戸どうぶつ王国へも訪れ、サカラ・クラル・マリンバの3羽とも合ってきました。その際のお話はこちらをお読みください!

今回は、公開されているプログラムの内容や現地の様子を見ながら、行けなかった悔しさを晴らすべく(?)、個人的に気になっていたポイントや各動物園の熱い取り組みについて語ってみたいと思います。
全国のハシビロコウ飼育員さんが大集結!豪華すぎるプログラム
Peatixのイベントページに掲載されていたプログラムを改めて見返してみると、第3回目も本当に錚々たる顔ぶれです。
- 掛川花鳥園:「ハシビロコウ飼育10年の歩みと今後の展望」
- 上野動物園:「上野動物園でのハシビロコウの飼育管理」
- 千葉市動物公園:「メスの産卵記録の更新と産卵前の行動変化」
- 神戸どうぶつ王国:「繁殖を見据えたハシビロコウの雌雄分離管理への移行について」
- 岐阜大学:「ハシビロコウの繁殖への挑戦:飼育下繁殖にむけた繁殖生理研究の魅力」
- 高知県立のいち動物公園:「のいち動物公園での飼育管理とペアリングの展望」
- ごかつら池どうぶつパーク:「生息地のウガンダでの飼育状況について」
今回のシンポジウムでも、写真や動画の撮影、長時間の録音、そして講演内容のSNS等へのアップロードが禁止されていました。だからこそ、会場に足を運んだ人だけが聞ける、飼育の苦労やリアルな裏話がたっぷり語られたのだと思います。

のいち動物公園・木村さんのお話と、各園の挑戦に想いを馳せる
個人的に特に気になっていたのが、高知県立のいち動物公園の木村さんによる「飼育管理とペアリングの展望」のお話です。
第2回ののいち開催の際にも木村さんのお話を伺い、ハシビロコウへの深い愛情と情熱がとても印象に残っていたので、今回もどんなお話が聞けるのか楽しみにしていました。 金曜日に会いに行ったばかりのはっちゃんたちの顔を思い浮かべながら、今回のプログラムを眺めていたのですが、単独行動を好むハシビロコウのペアリングはやはり至難の業のようです。
千葉市動物公園での「産卵記録の更新」や、神戸どうぶつ王国の「雌雄分離管理への移行」など、各園が試行錯誤しながら繁殖という大きな壁に挑んでいる様子が演題からもひしひしと伝ってきます。
会場展示の胸熱ポイント!「卵」と「はっちゃん」
会場では講演だけでなく、貴重な展示も行われていたようです。 Xの投稿を見ていると、「青みがかった手のひら大の卵」が展示されていたようで、実物を見られた方が本当に羨ましい…!
昨日は掛川までハシビロコウシンポジウムへ!
— つむぐ (@tumu06_study) July 11, 2026
ハシビロコウについてあまり知らなかったけど、生態や現在の繁殖活動のお話が聞けてとても貴重な経験だった!
毎年開催されているらしいからまた来年も行けたらいいな〜
右の写真はハシビロコウの卵!青みがかってて手のひら大🫲 pic.twitter.com/rAyTrt3XuB
さらに個人的に胸熱だったのが、会場に掲示されていた日本国内のハシビロコウMAPです。こちらの参加者の方の投稿を見ると、なんと高知県の「はっちゃん」もしっかりカウントに含まれていて、総勢「15羽」として紹介されていたんです! こういう細やかな気配りや愛情、ファンとしては本当に嬉しくなるポイントですよね。
う〜〜むあらためて見ると豪華なキャスティングやなぁ😇🏆💪 pic.twitter.com/ptPVxQcjPb
— みなみおたり (@minamiotari) July 11, 2026
ごかつら池どうぶつパークさんの参加に、つい膨らむ期待
プログラムを見ていて、ハシビロコウファンなら誰もが「おや?」と目が留まるのが、ごかつら池どうぶつパークさんではないでしょうか。
ご存知の方も多い通り、ごかつら池どうぶつパークさんでは現在ハシビロコウは飼育されていません。にもかかわらず、園長の高橋さんは毎年のようにこのシンポジウムに参加し、貴重な発表をしてくださっています。
こうして熱心にコミットされている姿を拝見していると、ファンとしては「これはもしや、近い将来、新たなハシビロコウがやってくる前触れなのでは……!?」なんて、ついつい淡い期待を抱いてしまいますよね。いつかそんな嬉しいニュースが聞けたら最高だな、と密かに応援しています。
Mabamba Swamp
— 高橋文彦 (@f_taka52) February 22, 2026
本日、野生のハシビロコウを観察しに行ってきました!
なんと!スマホで撮影できるくらいの至近距離に飛んで来てくました。そして雨が降り出したら飛び立って行きました。
この個体は、ガイド曰く、アダルトの雌だそうです。… pic.twitter.com/2O8UQIyeCa
ウガンダ中継の中止と、現地への思い
今回はプログラムの最後を飾る予定だったアフリカ中継が、現在アフリカで流行しているエボラ出血熱の影響により急遽中止となってしまったそうです。現地スタッフの方が一時帰国されているとのことで、代わりにごかつら池どうぶつパークの高橋さんから、現地の写真や動画を交えたリアルな解説があったとのことでした。
このニュースに触れ、昨年自分がケニアやウガンダへサファリに行き、UWEC(ウガンダ野生動物教育センター)を訪れた時のことを思い出しました。あの広大な環境のなかでハシビロコウを観察できたのは、実は本当にラッキーで貴重なタイミングだったのかもしれません。現地の状況が一日も早く落ち着くことを祈るばかりです。
\ 管理人がウガンダのUWECを訪れた時の記録はこちら/
事前に予約をすると、飼育ケージの中に入ってハシビロコウのSushiと触れ合う事ができます!ウガンダに行ってみたい!という方は参考にしてみてくださいね。

来年こそは絶対に会場へ!
回を重ねるごとに熱気が増していく、ハシビロコウシンポジウム。会場の盛り上がりや、ハシビロコウをもっと好きになったという皆さんの声に触れ、次回開催への思いがますます強くなりました。来年こそは絶対にスケジュールを調整して参加したいと思います!


\ 会いに行きたくなった方はこちら /
シンポジウムのお話を見聞きして、「やっぱり直接ハシビロコウに会いたい!」と熱が上がった方は、国内でハシビロコウに会える動物園をエリア別にまとめていますので、ぜひお出かけの参考にしてみてくださいね。

\ まずは魅力を知りたい方はこちら /
「そこまでじゃないけど、ハシビロコウのことちょっと気になるかも…」という方は、まずは彼らの不思議な生態を知ってみませんか?動かない理由や、あの鋭い眼差しの秘密などをまとめています。

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